以前、ブログで 小次郎くん(ペットNo.16) をご紹介しました。
その飼い主のWさん、
鍼灸+整体で体質改善効果もあり、
小次郎くんの癒し効果もあり、
みごと凍結胚移植で妊娠されました。
今回は、そんなWさんの妊娠までの軌跡を記します。

当院に初来院されたのは、昨夏のまだ暑い最中でした。

まず、東洋医学的な問診から。
生理周期が40日と長く、生理痛あり、月経中に血塊もあり。
「肝気鬱血」「お血」「痰湿」と症状が混在していました。

次に、西洋医学的な問診。
奥様は、生理周期は長かったのですが、排卵は確認済み。
ご主人は、精子数・量がやや少なめ。
過去に、自然妊娠-流産のご経験ありだったので、
病院側は、卵管検査をせずに
タイミングと人工授精で治療中。

前回でも触れましたが、もし、卵管が通っていなければ、
妊娠の可能性はゼロです。
ですから、タイミングや人工授精で治療をしている場合、
初期の段階で卵管検査はやはり必要です。

次周期の人工授精前に卵管検査をお願いしたのですが、
卵管検査に対しての病院の治療方針と、
Wさんや当院の考えに相違があったので、
早期で検査をして頂くためにも、転院を勧めました。
何故なら、患者さんとドクターの間には、信頼関係が必要だからです。
しかし、だからと言って、先生に丸投げはよくありません。
信頼はするけど、必要な情報は最小限の範囲で質問するべきだと思います。
だって、患者さんとドクターは本来、対等関係ですからね。

さて、早速、不妊専門病院に転院されて、
すぐに卵管造影検査をして頂きました。
その結果は・・・続く。

タウチ