卵巣の機能アップ 3(自然周期の採卵)その3
さて、晴れて妊娠されたTさん(36歳)でしたが、
実は、まだ少し話の続きがありました。
妊娠後、流産予防の鍼灸を希望されたので、
14週目位まで鍼灸を継続して、無事卒業されました。
最後は、満面の笑顔でした。
それにしても、あの時のTさんとは別人のようでした。
そうあの時・・・
少し、話を振り返りますね。
クロミッドの採卵で、2個受精して2個とも培養、
1個は新鮮胚(胚盤胞)移植でしたが、
もう1個は胚盤胞での凍結予定だったんですよ。
それが、胚盤胞まで育ったのですが、残念ながら凍結基準に満たないために、
受精卵のストックはできませんでした。
凍結胚が1個でもあるのと、全く無いのでは、状況は全然違ってきます。
胚移植後のTさんの状況ですが、
子宮内膜を厚くして着床を手助けさせて頂く目的で鍼灸施術をしました。
見ると、明らかにテンションは下降していました。
母体(子宮)のパワーを必要としている大切時期なのに・・・
無理もないと思います。
これが駄目だったら、また採卵からというプレッシャー。
お腹に戻した胚も、同じように駄目なのではという不安感。
『お腹の中と培養液の中では状況は違いますよ。
自分の子宮のパワーを信じてください。』
そう伝えて鍼灸をしました。
今、胚移植をされている皆さん、
これから胚移植の皆さん、
自分自身の力を信じてください。
そして、不安な時は、遠慮なくご相談ください。
もちろん、初めての患者さんもお気軽にお電話ください。
タウチ
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