妊娠初期の流産予防には鍼灸を・・・
当院の患者さんは、ほぼ100%不妊症でお越しいただいております。
その結果、昨年は、大勢の方が妊娠して卒業されてました。
現在、2012年のデータをまとめ中ですので、近いうちにご報告できる予定です。
さて、当院にお越しになる目的は、勿論、妊娠ですが、
無事、妊娠出来たとしても、その後の心配はつきものです。
過去に流産経験があったり、
高齢妊娠だったり、
アレルギー疾患をもっておられたり等々・・・
流産のリスクはついてまわります。
そこで、当院では、妊娠前から診させて頂いた患者さんを対象に、
流産予防の鍼灸にご案内しております。
しかし、流産予防といっても、
『実際にはどんな効果を実感されているのか?』
との質問がいくつかありましたので、
その例として、患者さんの感想を挙げてみますね。
ケース1)胎児の成長促進効果
妊娠初期は、1週間に1回位の間隔で来院されている事が多いのですが、
心拍確認後の6~8週目位に一度、出産予定日が出されます。
その後、鍼灸をしながら、病院で経過観察した結果、
10~12週目位の診察で、
『予定日が変更になりました。』とのご報告。
聞けば、胎児の成長が6~7日程も早かったので、
出産予定日が早まった。
妊娠初期は、成長が遅くなって流産するケースが多く見受けられるので、
鍼灸で成長を促進させてあげると、
週数通り又は週数よりも早く成長することがあります。
胎児の成長が早い事がすなわち流産予防になります。
ケース2)つわりの軽減効果
つわりがひどくて、毎日、嘔吐していた患者さん。
流産予防で鍼灸を継続していたところ、
『鍼灸後の数日間はつわりが楽になるんです。』
とのコメント。
つわりが軽くなると、精神的な安定に繋がり、流産予防になります。
つわりは、病気ではないので、ある程度仕方ないことですが、
キツイ方は、食べれない、嘔吐する、など辛い日々が続きます。
場合によっては、入院、点滴のケースもあります。
そんな患者さんには、鍼灸によって数日間つわりが軽減できると、
その間に、家事や雑用を済ませる事ができるのでとっても助かるそうです。
中には、ほとんどつわりがなく順調に過ごす方もおられます。
ケース3)安心感
診察経過が順調の場合、診察間隔が長くなって行きます。
しかし、当院は、基本的に1週間に1回位の間隔で来院されています。
『次の診察までがとっても長く感じるけど、
鍼灸院で診てもらう事でほっとしてます。』
と言ってくださる方が多いです。
診察間隔が長くなると、人によっては不安感がつのります。
流産経験があれば尚更です。
そこで、鍼灸で体調を整えると心が安定して、流産予防になります。
また、妊娠初期の過ごし方などのご相談も伺っています。
タウチ
補足ですが、
妊娠初期の過ごし方については、下の胚移植後の過ごし方 1~3を
参考になさってください。
タイトルは『胚移植後の過ごし方』ですが、
妊娠初期の過ごし方も、ほぼ同じです。
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