『FSHが40歳代だと言われたんです』

問診時にそう言って、私の顔を見たKさん。
(マロンちゃんのKさんとは別人のKさんです)
人工授精や体外受精にステップアップもされましたが、
妊娠には至らずの状態で来院されました。

まず、病院での治療経過を問診。
卵管は、2011年11月にチェックしてOK。
ご主人の精液状態も問題なし。
Kさん自身も、毎周期排卵しているご様子。

そして、東洋医学的な問診。
まず、気になったのは、「お血」。
これは子宮や卵巣の血行が悪くなっている可能性を示唆。
もう一つは、「気血両虚」。
「気」=パワー不足のため、「血」も不足している。

そこで、
1回目の整体は、生理中に来院して頂き、
生理をすっきり終わらせるプログラムで施術
合わせて腰痛対策も行いました。
東洋医学では、腰は生殖器と深い関わりがあるので、
腰痛改善は生殖器の改善に繋がります。

2回目は、卵胞期に来院して頂き、
卵胞の発育を促すプログラムで施術。
下半身の冷えを改善し、血行を促進して、子宮と卵巣に働きかけるツボを刺激。
この時期は、特に卵巣を活発にするように働きかけました。

3回目は、排卵後の高温期に来院してもらい、
高温期を維持するプログラムで施術。
子宮内膜が薄く、黄体ホルモンも低いとの話だったので、
特に、子宮の血行を促進して、子宮内膜が厚くなるように心がけました。

最後に、高温期の過ごし方を指導させていただいて
この周期の施術は終了。
後日、直接来院されて、妊娠の報告を受けました。

今回のポイントは3つ。

1.問診でストレス軽減に努めた

2.11月の卵管造影で卵管が通りやすかった

3.生理周期に合った施術が行えた。
  特に、
腰痛改善で生殖機能がアップした。

以前のAさん35歳のケース(下を参照)もそうでしたが、

Aさん35歳、生理痛が激減、タイミングで妊娠 1

Aさん35歳、生理痛が激減、タイミングで妊娠 2

Aさん35歳、生理痛が激減、タイミングで妊娠 3

最近、整体だけで妊娠される事も多くなってきました。
さて、Kさん。
過去に流産のご経験があったあので、
現在、流産予防の鍼灸施術中なのですが・・・
ここで、もう一つのドラマがありました。
それは次回に・・・

タウチ