「何が起こるかわからへん」シリーズが始まりましたね。
毎日、臨床で患者さんと接していると、
えっ、本当?? という話を耳にします。
Wさんもその1人で、経過は私も知っていますが、
大村院長にしか分からないエピソードもありますから、
タウチも密かに続きを楽しみにしています。

さて、今回は、福井県からお越しの患者Kさんのお話です。
人工授精10回、胚移植4回、全てマイナス判定。
5回目となる胚移植の前に何か準備しておきたいとの想いで
お電話を頂きました。

まず、西洋医学的な問診。
「高プロラクチン血症」
「黄体機能不全」
「子宮内膜が薄い」
との診断でした。
加えて、ご主人の精子状態があまり良くないので、
体外受精にステップアップ中でした。

次に、東洋医学的な問診。
身体の冷えと浮腫があり、色白で疲れやすい。
元気のパワー不足、「気血両虚」タイプでした。
それと、ストレスも少しありました。

そんなKさんの施術ポイントは・・・

1.ストレスを緩和して、移植直前の緊張感を和らげる。

2.全身の血行を良くして(特に子宮)、身体を温める。

3.女性ホルモンの分泌を促進することで子宮内膜を厚くして、
  着床を助ける。また、高温期を維持しやすいようにする。

その結果、たった1回の整体で初妊娠。

『身体がポカポカになり、特にお腹が温まりました。』
『以前、他で整体を受けていましたが、
身体の温まり方や気持ち良さが全然違っていました。』
『整体で移植前の準備が出来て本当に良かった。』

とコメントを頂きました。

このケースのように、胚移植の直前に整体や鍼灸を受けると、
妊娠に至るケースがあります。

高プロラクチン血症は、薬である程度抑制できますが、
黄体機能不全や子宮内膜が薄い方は、
病院での注射や投薬だけでは、なかなか改善しないケースも多いです。
そんな時、鍼灸や整体を併用すると、
高温期が安定したり、子宮内膜が厚くなりやすかったりします。

病院の治療だけで妊娠される方もおられます。
しかし、そうでない方も大勢おられます。
その場合、病院と併用して鍼灸や整体を利用するのも良い手段だと思います。
相乗効果で妊娠への近道になりやすいからです。

うまくいかなくてどうしてよいか悩んでおられたら、
お気軽にご相談ください。

タウチ